華やかでおしゃれな人たちが集まるイメージがあるアパレル業界。
そんなアパレル業界で働いてみたい!と考える人も多いでしょう。特にファッションが好きな人ならアパレル業界でバイトをしてみたいと考えるのは当然です。
そこで今回は、アパレルバイトの仕事内容やメリット・デメリットなどを解説します。
アパレルバイトの仕事内容は?

アパレルバイトに求められる仕事は以下の3つです。
- 接客
- 品出し・ディスプレイ着せ替え
- 商品管理
それぞれ解説します。
接客
当然ですが、アパレルバイトに接客はつきものです。
来店したお客さんにお声がけをして、商品を購入してもらう必要があります。コミュニケーション能力が必要とされるバイトの1つですが、場数をこなすことでスムーズにお客さんに話しかけることができるようになるでしょう。
来店したお客さんにいい思いをして帰ってもらうための雰囲気作りもアパレルバイトの仕事の1つです。
品出し・ディスプレイ着せ替え
新しいアパレル商品が届いたら、陳列する作業があります。
配置によって売れ行きがガラッと変わりますから、自分なりに考えて商品を陳列していきます。トレンドや流行を抑えた商品を前面に押し出しつつ、オールシーズン売れるような商品を隣に配置するなど、並べ方はアパレルバイトさんの数だけあります。
さらに、新商品が出ればマネキンに着せてアピールを行います。ここでもファッションセンスが問われるため、ある程度アパレルに関する情報を仕入れておかなくてはなりません。
商品管理
商品の数まで管理する必要はありませんが、崩れてしまった商品列などを綺麗に整えていくのもアパレルバイトの仕事です。
例えば、お客さんが商品を手にとって広げて見た後そのまま置いてしまうケースがあります。その状態だと見栄えが非常に悪いのできちんと畳んで元の位置に戻すことで綺麗な商品列を保つことが重要です。
また、マネキンに着せているアパレル商品にシワがないかどうかもチェックする必要があります。
アパレルバイトのメリット・デメリットは?

実際にアパレルバイトを始めると、色々な技術・スキルが身につきます。
コミュニケーション能力やアパレルの知識などが身につきますが、一方でアパレルバイトをしていて「しんどいな…」と感じる仕事もあるでしょう。
では、アパレルバイトをするメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まずは、メリットです。
社員割引が適用されることがある
自分が好きなアパレルブランドの商品を社員割引価格で購入することができます。
もちろん、会社によって割引率は異なりますが最大で8割引されることもあるので非常にお得に買い物ができます。割引率の参考として、
- アパレルチェーン:2~3割引
- セレクトショップ:4~6割引
- ブランド直営店:5~8割引
が一般的です。
常におしゃれと触れ合える
アパレルショップの店員さんは総じておしゃれだと感じる人も多いでしょう。
制服ではなく自分の私服を着て接客をしているアパレルショップも珍しくありません。そのため、お互いのファッションセンスなどを常に見ることができますし、来店するお客さんのコーデも見ることができます。結果的に、常におしゃれと触れ合っている状態になるのです。
全員が全員おしゃれになれるとは限りませんが、おしゃれと常に触れ合える環境はアパレルバイトくらいでしょう。
ファッション好きな仲間ができる
アパレルショップで働いている人の多くはファッション好きです。
自分が好きなアパレルブランドがあったり、コーディネートがあったりします。そういったこだわりを見ることもできますし、仲良くなればファッション好きな仲間が次々とできてくるでしょう。一緒に買い物に行けばお互いのコーデを組むなど色々な楽しみ方ができるようになります。
お互いにファッションの幅が広がっていくのもメリットです。
コミュニケーション能力が身につく
アパレルバイトに限った話ではありませんが、積極的にお客さんに話しかける必要があります。
初めこそ他人に商品を購入してもらうように話しかけることは難しいと感じるかもしれません。ただ、先輩バイトさんの接客を見て自分なりにコミュニケーション能力を高めることができれば、私生活に活かすこともできるでしょう。幅広い層のお客さんと話すことができるのはコミュニケーション能力を広げることができるチャンスの場でもあります。
相手を不快にさせないトークスキルなども身に付けることができるでしょう。
デメリット
一方でアパレルバイトにはデメリットもあります。
接客が難しい
アパレルバイトの仕事内容の多くは「接客」で占められています。
商品に触れてファッションセンスを磨きたい!と思っている人はアパレルバイトの現実に直面してしまうかもしれません。バイトに求められるのは商品購入を促すことであり、自分のファッションセンスを磨くことではありません。お客さんによっては冷たい対応をされることもあり、精神的なダメージを負うことも少なくないでしょう。
8~9割は接客業だと思っておいたほうがいいかもしれません。
立ちっぱなしになる
アパレルバイトをしている最中はずっと立ったままになります。
途中で休憩を挟んだ時に座れるくらい立ちっぱなしの仕事になるので、体力的に厳しいと感じるかもしれません。また、繁忙期になるとお客さんの数がとんでもないことになるのでいつも以上に体力を求められます。特に女性の場合、ヒールを履いていると足が痛くなることもあるでしょう。
繁忙期で接客が忙しくなっても、品出しやディスプレイ着せ替えの仕事が減るわけではありません。
時給が低い
こちらのデータをご覧ください。
こちらはPRESIDENTが公開している「まったく同じ仕事でも「直雇用バイトは時給1000円で、派遣は1500円」になる理由」のデータです。見ていただくとわかりますが、アパレル販売のバイトは一般事務や雑貨販売の時給と大差ありません。
一般的なバイトと比較しても、アパレルバイトは時給が低い傾向にあります。

出費が多くなる
人によりますが、アパレルショップで働いていると「これおしゃれ!」「これも欲しい!」と自分のファッションセンスにぴったりマッチするようなアパレル商品に出会うことが多くなります。
自分が好きな系統のアパレルショップで働いているとなおさらでしょう。いくら社員割引価格で購入できるとはいえ、際限なく購入し続けていると出費が多くなってしまいます。予算を決めて購入する必要がありますが、なかなか購入をやめられないという人も多くいるといいます。
月間予算を決めてアパレル商品を購入することが必須です。
まとめ

今回は、アパレルバイトの仕事内容やメリット・デメリットをご紹介しました。
アパレルバイトは自分がおしゃれになる手段の1つとして非常におすすめです。店員さんだけでなく、訪れるお客さんの多くがおしゃれに仕上げてきているのでファッションセンスを磨くことができるでしょう。
ただ、時給が低かったり接客が難しいなどのデメリットもあります。自分の中で折り合いをつけて働くのがベストでしょう。
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