皆さんは「アパレル」の意味を正しく理解できていますか?
アパレル業界やアパレルメーカー、アパレル販売員など多くのシーンで「アパレル」という言葉が使われますが、多くの人がその意味を正しく理解できていません。
そこで今回は、「アパレル」とはどういう意味・仕事なのかを解説します。
アパレルとは?

そもそも「アパレル」というのは、フランス語の「appreiller(適合させる)」からきています。
意味としては、「服を着せる」「着飾る」。アメリカで大量生産される衣料のことを「apparel」と呼ばれるようになってから、日本でも「アパレル」という言葉が一般化されました。今では布から作った既製服をまとめて「アパレル」と呼んだりしますが、意味合いは人によって若干変わってきます。
ちなみに、「アパレル」はどちらかというとビジネスシーンで使われます。
アパレルとファッションの違いは?
アパレルとよく似た言葉に「ファッション」がありますが、違いは以下の通りです。
- アパレル:衣料全般のことを指す
- ファッション:衣料だけでなくヘアスタイルやメイクなど身につけるもの全般のことを指す
アパレルはあくまで衣料全般のことを指しますが、ファッションはアパレルを含む身につけるもの全般を意味します。ライフスタイルの一種として「ファッション」が使われることが多いです。
アパレル関連の仕事は?

アパレル関連の仕事は非常に多く、様々な業界の中でもトップクラスだと言われています。その中でも代表的なアパレル関連の仕事は以下があります。
- アパレル販売員
- アパレル店長
- デザイナー
- パタンナー
- バイヤー
他にもいろいろな仕事がありますが、今回はこの5つに絞りご紹介します。
仕事1:アパレル販売員
「アパレルのお仕事といえば?」で思い当たるのがアパレル販売員でしょう。
店頭に立ちお客様の接客業務を行います。また、ディスプレイのコーディネートを担当したりお客様に似合うファッションアイテムを提案するスキルも必要です。最近では新入荷アイテムを撮影しSNSにアップする仕事もアパレル販売員が担当することが多いです。
仕事2:アパレル店長
アパレル店長は、アパレル販売員を取りまとめたり商品・在庫管理を行うなど総合責任者としての仕事を行います。
例えば、店舗の売り上げ目標を設定し達成するための施策を考えるのもアパレル店長の仕事です。アパレル企業によっては定期的に店長会議があり、売り上げ目標を達成できるかどうかを報告する会に参加する必要もありアパレルの仕事というよりかは、マーケティングやマネジメントの仕事が多くなります。
仕事3:デザイナー
アパレルのイメージを左右するデザイナー。
ファッションアイテムのデザインを担当する仕事で、アパレルブランドのコンセプトを汲み取りデザインに起こします。デザイナーそれぞれにセンスが求められ、綺麗にデザインができるかどうかもスキルのうち。のちにパタンナーに渡すデザイン画を作り込むことができればデザイナーとしての需要は多くあるといえます。
仕事4:パタンナー
パタンナーは、デザイナーが作ったデザイン画を元に型紙(パターン)を制作する仕事です。
デザイン画を立体化し、寸法を算出します。実際にモデルさんが着用できるようにパターンを作成し工場へのサンプル発注依頼などを行います。デザイナーのようにスポットライトが当たりやすい仕事ではありませんが、パタンナーがいないとアパレルブランドは成り立ちません。
仕事5:バイヤー
バイヤーは、メーカーや問屋から商品を買い付ける仕事です。
百貨店やセレクトショップに所属しており、過去の売り上げデータから今後の売上予測を立て最適な買い付けを行います。時には展示会に出向いたり海外へ出張に行ったりとバタバタしやすい仕事ではありますが、様々なファッショントレンドに触れることができるため人気の仕事の1つです。

アパレル業界は2023年以降どうなっていくのか

いろいろな仕事が存在するアパレル業界。人が着る服が存在する限りアパレル業界は存在し続けますが、働く側の人間にとっては「今後どうなっていくのか」を知っておくことは大切です。
ファッション業界大手のUNIQLOが初任給30万円を出すということでトレンドになっていたのは記憶に新しいでしょう。これを見て「アパレル業界は安泰どころか成長している!」と見る人もいれば、「UNIQLO以外のアパレル企業は倒産するのでは?」と危惧する人も。
ちなみに、世界中でアパレル市場の今後について算出データが公開されていますが多くは「成長していく」とされています。

データを見る限り、アパレル市場はまだまだ安泰です。
まとめ

「アパレル」は衣料全般を指す言葉です。
そんなアパレル業界にはいろいろな仕事があります。UNIQLOの給料UPの話題もありましたが、まだまだアパレル業界は安泰だと言えるでしょう。
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